冷蔵庫はどれくらいの頻度で掃除する?見落としやすい5か所とお手入れ方法
毎日使っている冷蔵庫ですが、最後にしっかり掃除したのはいつでしょうか。
食品を入れている場所なので、
「なるべく清潔にしたいけれど、全部出して掃除するのは大変」
「どのくらいの頻度で掃除すればいいの?」
と感じている方も多いと思います。
実は、冷蔵庫は毎回すべてを大掃除する必要はありません。
こぼれた汚れはその都度取り除き、定期的に中身や見落としやすい場所を確認するだけでも、汚れを溜めにくくできます。
今回は、冷蔵庫掃除の頻度の考え方と、特に見落としやすい5つの場所について解説します。
冷蔵庫掃除に「絶対この頻度」という決まりはない
冷蔵庫の使用人数や収納量、料理の頻度によって、汚れ方は大きく変わります。
そのため「必ず毎月1回」など、一律の頻度だけで考える必要はありません。
目安としては、液だれや食べ物のカスを見つけたらその都度拭き取り、週に一度程度は食品の期限や野菜くずを確認すると管理しやすくなります。
棚やケースを外して行う本格的な掃除は、汚れ具合を見ながら定期的に行いましょう。
年末だけにまとめて掃除するより、汚れが軽いうちに少しずつお手入れする方が簡単です。
冷蔵庫の汚れを放置するとどうなる?
冷蔵庫の中では、調味料の液だれ、食品の汁、野菜くずなどさまざまな汚れが発生します。
特に肉や魚から出た汁が他の食品へ付着すると、衛生面でも注意が必要です。
厚生労働省も、肉や魚などは袋や容器に入れ、肉汁などが他の食品へかからないよう保存することを推奨しています。
冷蔵しているから汚れを放置してよいわけではありません。
見落としやすい① ドアポケット
調味料や飲み物を入れるドアポケットは、意外と液だれが多い場所です。
しょうゆ、ソース、ドレッシングなどが容器の底から少しずつ垂れ、そのまま乾いて固まっていることがあります。
容器をすべて取り出したタイミングで、ポケットの底や角を確認してみましょう。
基本はぬるま湯で湿らせた柔らかい布で拭き、落ちにくい汚れは取扱説明書を確認したうえで薄めた台所用中性洗剤を使用します。
見落としやすい② 野菜室の底
野菜室は、土や葉、野菜の皮などが落ちやすい場所です。
大きな野菜や袋を入れていると底が見えにくいため、かなり汚れていても気付かないことがあります。
野菜を買い足す前などに、一度中身を少なくして底を確認してみましょう。
野菜くずを放置すると臭いの原因にもなるため、見つけたら早めに取り除くことが大切です。
見落としやすい③ 棚の奥・ケースの下
目に見える棚は拭いていても、ケースの下や冷蔵庫の奥は見落としがちです。
食品の汁が棚の隙間から流れ込み、ケースを外したら汚れが固まっていたということもあります。
取り外せる棚やケースについては、取扱説明書を確認してから外しましょう。
無理に引っ張ると部品を破損する可能性があります。
見落としやすい④ ドアパッキン
冷蔵庫の扉の周囲にあるゴム製のパッキンも重要な掃除ポイントです。
溝の部分には食品のカスやホコリが入り込むことがあります。
パッキンに汚れが残ると、劣化につながったり、扉が密着しにくくなったりする場合があります。
湿らせた柔らかい布などで優しく拭き、最後に水分が残らないよう乾拭きしましょう。
強く引っ張ったり、硬いブラシでこすったりするのは避けてください。
見落としやすい⑤ 冷蔵庫の天面や周囲
冷蔵庫の中だけでなく、本体の上や周囲にもホコリが溜まります。
特に冷蔵庫の天面は普段目に入りにくいため、気付くと厚くホコリが積もっていることがあります。
コンセントや電源プラグ周辺にもホコリが溜まっていないか定期的に確認しましょう。
背面や機械部分の掃除方法は機種によって異なるため、冷蔵庫を無理に動かしたり分解したりせず、メーカーの取扱説明書に従ってください。
冷蔵庫を掃除するときの基本的な流れ
本格的に掃除するときは、まず中に入っている食品を確認します。
期限が切れているものや、いつ開封したか分からない食品などを整理すると、掃除がしやすくなります。
棚やケースを外せる機種では、説明書に従って取り外し、柔らかいスポンジなどで洗います。
庫内はぬるま湯で水拭きし、汚れが落ちない場合は薄めた台所用中性洗剤が使用できる機種もあります。
洗剤を使った場合は水拭きで十分に取り除き、最後に水分を拭き取ります。
食品を長時間室温に置かない
冷蔵庫を掃除するときに注意したいのが、中に入っている食品です。
掃除に時間がかかる場合は、保冷バッグやクーラーボックスなどを活用し、要冷蔵の食品を長時間室温に置かないようにしましょう。
掃除を始める前に必要な道具を用意しておくと、冷蔵庫を開けている時間を短くできます。
冷蔵庫に食品を詰め込み過ぎない
掃除のしやすさだけでなく、温度管理の面でも食品の詰め込み過ぎには注意が必要です。
厚生労働省は、冷蔵庫・冷凍庫の収納量について7割程度を目安とし、冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下を保つことを推奨しています。
食品を詰め込み過ぎると中身が見えにくくなり、期限切れの食品や液だれにも気付きにくくなります。
整理された冷蔵庫は、掃除だけでなく食品管理もしやすくなります。
アルコールや漂白剤は何にでも使える?
「食品を入れる場所だから、強く除菌した方がよい」と考える方もいるかもしれません。
しかし冷蔵庫にはプラスチックやゴム、塗装面などさまざまな素材が使われています。
アルコールや漂白剤などによって変色・変質する部品もあるため、自己判断で使用しないようにしましょう。
基本的なお手入れ方法と使用できる洗剤は、冷蔵庫の取扱説明書を確認してください。
熱湯で洗うのも避ける
汚れを落としたいからと、棚やケースへ熱湯をかけるのはおすすめできません。
樹脂製部品が変形する可能性があります。
外したケースなどを洗う場合も、メーカーが指定する温度や方法を確認しましょう。
臭いが気になるときは原因を探す
冷蔵庫内が臭う場合、消臭剤を置くだけでなく原因となっている食品や汚れを探すことが重要です。
期限を過ぎた食品、液漏れした容器、野菜室に残った野菜くずなどを確認しましょう。
臭いが強い食品は、密閉容器などを使用すると他の食品への臭い移りを防ぎやすくなります。
掃除を楽にするコツは「汚れを見つけたらすぐ拭く」
冷蔵庫掃除を大変にしないために最も効果的なのは、汚れを溜めないことです。
調味料がこぼれたときや、食品の汁が垂れたときにその場で拭けば、数十秒で終わります。
乾いて固まってから掃除しようとすると、時間も手間もかかります。
「大掃除をする場所」ではなく、「汚れを見つけたらすぐ手入れする場所」と考えると、冷蔵庫を清潔に保ちやすくなります。
まとめ
冷蔵庫掃除には、すべての家庭に共通する絶対的な頻度があるわけではありません。
大切なのは、こぼれた汚れをそのままにせず、食品整理と合わせて定期的に状態を確認することです。
特に見落としやすいのは、ドアポケット、野菜室の底、棚やケースの下、ドアパッキン、冷蔵庫の天面や周囲です。
普段目に入る場所だけでなく、こうした場所も時々確認してみましょう。
冷蔵庫は家族が毎日食べる食品を保存する場所です。
食品を詰め込み過ぎず、汚れを溜めず、無理のない範囲でこまめにお手入れすることが、清潔で使いやすい冷蔵庫につながります。
